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『こんなに役立つ数学入門』広田照幸・川西琢也編(その1)

2014/01/16(木) 20:31:02

こんなに役立つ数学入門―高校数学で解く社会問題 (ちくま新書)

こんなに役立つ数学入門―高校数学で解く社会問題


2014.1.6の記事『高校数学、居酒屋で教えるとこうなります』の中でチラッと紹介した本です。


すべての数学嫌いのひとへ

大学生になった私は、入試がすんで用済みになった(と思った)数学を、きれいさっぱり忘れることにしました。

そうした私と同様の道をたどろうとしている高校生や大学生の皆さんに、ぜひ本書を読んでほしいと願っています。(p13,14)


この本の編者である広田さんご自身、数学を大学入試の手段としてだけ勉強してこられたそうです。

大学入試とともに数学をきれいさっぱり忘れることにした私は、結局のところ、研究に役立つ一つの重要なスキルを、中途半端にしか身につけることができませんでした。

今でも時間がたっぷりあれば、あらためて勉強してみたいと考えていますが、ともかく、残念でしかたありません。(p12)



リレー講義で数学を語る

7人の専門家がそれぞれの分野で、数学がどのように役立っているかを紹介してくれます。
目次にさらっと目を通してください。

はじめに――高校数学が社会問題を解く 広田照幸

第1章 学歴社会の収入格差を考える 佐藤香

第2章 選挙における得票と議席 田辺国昭

第3章 格差社会を生むもの 上島康弘

第4章 松枯れと闘う高校数学 鎌田直人

第5章 高校数学でわかる地震 平松良浩

第6章 環境問題を解く高校数学 川西琢也

あとがき


タイトルを見てもわかるように、各章それぞれ興味深い内容になっています。
ただ数学に苦手意識のある人はデータ解析の手法なんかで数式が出てくる部分があるので、抵抗を感じるかもしれません。

そういうところは飛ばして構わないと思います。
わからなくても、「こういう式を使うとこういう分析ができるのか」くらいで読み飛ばしましょう。
私も数式は全く理解できませんでしたが、話の中身はよくわかりました。


正当な評価をされる仕事

第1章の著者、佐藤香さんは女性です。
佐藤さんは1980年代半ばに大学を中退後、結婚されました。

住宅ローンを抱えていた佐藤さんは正社員になろうと就職活動を始めます。

バブル景気が始まろうとしていたころ、不動産関連の個人事務所に高卒として採用され、デスクワークをこなす日々になりました。

この事務所では、仕事が空いたら女性がお茶くみ、掃除、簡単な調理などをこなさねばならなかったそうです。
そんな中で佐藤さんは実力をつけて、新人の教育まで任されるようになりました。

しかし、ある日その新人の男性社員の給料が自分よりも高いということを知ってしまいます。
新人は大卒だったのです。


日本は学歴社会だ、とわかっていても「彼以上に仕事をしているのに、きちんと評価されていない」という気持ちのまま、仕事はどんどん忙しくなり、やがて佐藤さんは体を壊して入院。
その後、仕事が続けられなくなり退職してしまいます。

入院中に将来のことを考えて、大学に入り直そう、と決意し1年間予備校に通って大学に合格。
現在は大学の教員として、「正当な評価」を受けているということです。


高校数学で生涯賃金を計算

教育社会学、計量歴史社会学、社会調査を専門とされている佐藤さんは、学歴による収入格差を計算する方法を紹介されています。

高校で習う積分をつかって、大卒と高卒の生涯賃金にどれくらいの差がでるのか、また正社員とフリーターではどれくらいの差になるのか。

積分をつかった計算の結果。(実際には賃金グラフと数式が出てきます)

日本では大卒と高卒の生涯賃金を比較すると、大卒の方が1.3倍多くなりました。
これはアメリカと比べたらものすごく小さな差なんだとか。

(※日本と欧米の仕事の違いは『日本で働くのは本当に損なのか (PHPビジネス新書)』に詳しいです。現在読書中。近いうちに紹介します。)

高卒でも頑張れば大卒に近い生涯賃金を得ることもできるということを示唆しています。
たしかに日本の中小企業では、先輩の高卒社員に大卒新入社員が教育を受けるってのは普通にありますからね。
一方、佐藤さんのように高卒だと正当な評価を受けられない、ということもまた現実です。


では正社員とフリーターの生涯賃金を比較するとどうなるのか。

高卒でフリーターになり、65歳まで働く―――高卒正社員の3割の生涯賃金
大卒でフリーターになり、65歳まで働く―――大卒正社員の2割の生涯賃金

ここまで差が開いてしまうとは。
ただし、この計算で用いた数値はあくまで平均値ですので、全てがこの数値に当てはまるわけではありません。

しかし高校の積分でこういう考えさせられる数値を計算できるんですね。
積分なんて全く何の役に立つのやら、って感じだったので見直しました。使えるなぁ、積分。
文字通り「積」み重ねていくような計算に使うみたいです。

私たちが新聞やテレビで見せられている情報もこうした計算の結果なんでしょうね。
こういう使い方をされている、ということを高校の数学の時間に教えてもらいたかったな、と思います。

うーん、思い起こせば、授業中に先生がそんなことも言っていたような気もしてきました…
わたしの授業態度が悪かっただけかもしれません。常に予習復習ゼロで臨んでましたから。


長くなりました。つづきは(その2)で。
今日はここで失礼します。



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